へっぽこ入院日記 2017
手術してから5日が経過。
もともと、医師からも5日間くらいは様子を見ましょう、という話だった。
結構な確率で5日くらい過ぎてから悪化する人もいるとのこと。
その期限が来たのだけど。
5日後の症状と言うと・・・。
変わらず激痛はある。
お腹も脹れたまま。
違うのは熱が出なくなった事と、ふりかけ効果でご飯が少しずつ食べられるようになった事。
確かに少しずつは良くなっている感覚はあった。
しかし、まだ起き上がるのも辛いし、歩くのも大変。
悪化はしていないけど、こんな状態で退院なんてできるのか・・・と不安も引き続きある訳です。
担当医師とは、毎日いる時は朝に話すけど、5日目の朝に突然宣告された。
症状は悪化していなく、日々少しずつ良くなっている、という話をした後だったと思う。
まさか、医師からこんな事を言われるなんて・・・。
「そろそろ退院を考えますか」。
え?そろそろ北方領土問題を考えますか?と聞こえた程に耳を疑う言葉だった。
退院?何かの間違いでは。
医師はこう言います。
昨日食べたカレーが美味しかった、と。
そんな事は言いませんが、後は時間がかかるけど良くなっていくはず。
結局のところ、入院していても定期的に行う治療は無い。
多少の痛みや生活で苦労するところはあっても、仕事とかを優先した方がいい、との事。
言っている事は分かります。
しかし、この状態で本当に退院なんてしても大丈夫なのか。
痛みはまだしも、お腹の脹れは収まっていない。
しばらく考えさせてください。
という回答をして真剣に考えてみた。
同居している家族がいればイロイロ助けてもらう事ができるでしょう。
しかし私は蚊族しかいない。
立ち上がるのも苦労するのに、こんな状態で1人、家で生きている事なんてできない。
でも、医師の言っている事も分かる。
入院していると、どうしても過保護気味に自分の体を労ってしまう。
多少、歩く努力はしているけど、社会の荒波に揉まれた方が治りが早いのかも知れない。
三日三晩(本当は30分くらい)考えた結果、回答は以下のようにした。
「外出させてください。それで今の状態で生活ができるか考えてみまーす、てへっ」。
てへっ、までは言った記憶がないけど、とにかく前へ向かないと。
外出して歩いて家に帰って、少し生活してみれば退院しても大丈夫か判断できるでしょう。
家には1週間帰ってない。
買い物しようと街まで~出かけたら~突然~入院~、だったので、家には白骨化した何かがあるかも知れない。
鍵を閉め忘れているとか、ガスの元栓を閉め忘れているかもしれない。
早く帰りたい。
外出許可はアッサリ出た。
久し振りの我が家・・・蚊の花子は元気だろうか。
自分で書いていて気持ち悪くなってきたので蚊族ネタはここで止めにしておきます。