へっぽこ入院日記 2017
入院した病院は大きかったけど、説明があまりない病院でもあった。
たまたま私だけ面倒だから、頭が悪そうだから説明が省略された可能性もあるけど、こちらは患者ですから、痛み等で聞く耳なんて持てない時もある。
数日間は歩くのも困難だったのに、入院の手続きをしろとか、レンタル品を借りて来い!とうるさかった。
普通は家族が手続きをするのかもだけど、自分みたいな誰かに頼れないケースもある訳です。
タオルや着る物はレンタルが必須だった。
既に覚えていないので、タオルはオプションだったかも知れない。
1階にコンビニがあるから、そこでレンタル品の手続きをしろ!とのこと。
部屋は6階なので、1階まで降りるなんて歴史上の人物でも凄いことなのに、私みたいなちっぽけな人間では挑戦することすら難しい。
状態の程度によっては、向こうから手続きしに来てくれてもいいのに、と何度も思ったけど。
手術して数日後、車椅子で入院手続きに行ったついでに、コンビニに寄ってもらってレジでレンタル品の手続き。
入院期間なんて分からないので「適当に1週間くらいのレンタル」を選択したのです。
レンタル品については、特に毎日交換がある訳ではなく、痛くて説明を読む余裕もないので「未だに分からない、納得できない。当たり前の値段では買えない。」この名言が浮かんできてしまう。
丁寧にレンタル期間が終わる3日前には、張り紙を棚に付けてくれた程。
「4/6にレンタルが切れるよん、それまでに手続きしてネ!」と。
そこまでしなくても・・・と。
適当に1週間レンタルで手続きした割りには、退院が決まった日が丁度1週間目。
退院日は10時頃に退室という話だったので、ピッタリじゃん!とウキウキでしたよ。
退院日は4/7。
しかし!
その前日、退院日を決めた4/6に事務員のお姉さんが来て、こんな素敵な言葉を頂いたのです。
「レンタルは4/6までです、だから4/7分のお金払ってきて!」
どこかに記載があったかもしれないし、裁判で争うと私に非があり負けるかもしれない。
クレーマーにはなりたくないけど、4/7は病院の都合で朝10時までいるのに、お金を払え!手続きをしろ!とは。
退院を決めた時に一言でも二言でも、何でもいいけど話があってもいいのではないか。
お金の問題(数百円だし)ではなく、手続きが面倒という訳でもない。
事務的な対応に・・・普段はキレやすい私でもこの時はキレましたよ、紳士的にキレた、が正しいけど。
「だったら本日(4/6)に退院させてくださいっ!」
確認して参ります、とあたふたして事務員のお姉さんは確認に行きましたが・・・。
折角、退院を決めて晴れ晴れしい気分になったのに、一気に吹っ飛び、嫌な気持ちに。
結局、退院は予定通り翌日4/7となり、その後は書けないことがあったのですが、大きい病院だからなのでしょうか、この事務的な対応は。
モンスタークレーマーと呼ばれていたかも知れない。
自分なんて病院からしたら金儲けの一部、看護師や事務員など働いている方からすると「金を払う人だった」そうなのでしょうけど。
夢を見すぎているのかも知れないけど、もっと温かみがあってもいいじゃない。
人生で初手術、5日以上苦しんだ患者なのだから。
親身に話しに応じてくれた異動してしまった医師や、いつも心配してくれる看護師もいたから、人による、としか言えないのかも知れませんけどね。
最後の晩餐も無事に終え、あとは退院するばかり。
まだ、歩くと痛い。