へっぽこ入院日記 2017
早いもので退院してもう15年が経ちました、ウソでーす。
退院してから半年が経過。
もうスッカリマッタリと、人生初手術をしたことなんて忘れるくらい元気になっているのです。
趣味のジョギングも快適にできている程で、全く痛みなんてありません。
あれだけ苦労した・・・歩くことも、ベッドから起き上がることも、人と話すことも出来なかった長かった1週間ちょっとの入院生活。
人と話せないのは元々か。
今では「あの時は苦労したなぁ」くらいに頭の片隅に置いてあるくらいの出来事になっている。
手術で出来た傷も、心の傷は癒えてない(後述)かもだけど、お腹の傷は「蚊に刺されたの?」くらいにしか目立たない。
医療技術の進歩は凄いですね。
退院した直後は、正直言って不安しかなかった、まだ痛かったこともあるし・・・。
翌週から仕事も復帰したけど、かなり苦労した。
痛みがあるので、薬を飲みながら徐々に時間をかけて普通の生活を取り戻していった。
最初の方はトイレが不安だったので、念のため入院中に買った大人用紙オムツを履いていたけど、すっかり忘れてて、女性に傷を自慢しようとお腹を見せたら紙おむつまで見せてしまった事なんてもう忘れている。
今思えば、あっという間の出来事だったかも知れない。
この人生初手術からの入院生活を経験して改めて感じたこと。
それは・・・。
「健康に気をつける!」
当たり前のことかも知れないけど、より一層健康を考えるようになった。
今回の虫垂炎は、いくら健康に注意してもなる人はなるようだけど、加齢と共に今後も様々な病気がつきまとうでしょう。
普段から「あの人生初手術をした頃の入院生活・・・もう2度と繰り返したくない!」そう思うだけでも、健康管理を頑張ろうという気持ちになる。
週4回だったラーメンを週3回に減らしたり、缶コーヒーを飲むときは砂糖の量を一応確認したり(でも結局飲む)、そのくらい注意している自分がいる。
頑張っています。
でも、心の傷は癒えていない。
そう、手術から入院でかかった費用「約25万円」。
25万円もあれば、アンパンとジャムパンと食パンマンがいくつ買えると思っているのですか。
結論から言うと、約18万5千円は返ってきた。
加入している健康保険組合は、月毎に2万円を超える医療費については、超えた分は一部負担還元金として戻ってくるとのこと。
しかし、差額ベッド代や病院食のお金は戻ってこないのだとか。あとコッソリ食べたコンビニで買ったお菓子代も返ってこない。
この一部負担還元金も結局は月毎の精算なので、高額療養費と同様、月跨ぎで入院すると損した気分になってしまう。
下旬にお腹がいたくなって手術、上旬に退院した私はもっとも損した気分になるパターン。
高額療養費も一部負担還元金も戻ってくるまで時間がかかった。
3月入院分⇒6月支払い
4月入院分⇒7月支払い
3ヶ月はかかるみたい。
冷静に考えてみると、7万円という大金は払っている訳で、私の心の傷は一生癒えることはないかもしれない。
ただ、この7万円で健康に注意するという教訓が学べたのであれば安いのではないか、そう前向きに考えています。
もう2度と入院なんてしたくない。痛いし、お金かかるし、何より寂しいし!
健康な日々が続きますように。
~ へっぽこ入院日記 2017 完 ~