2月10日、ニューワールドレーシングクラブが京都サラブレッドクラブと改称して再出発することが分かりました。
驚いた。
ニューワールドレーシングですが、オーナーズに続きファンドであるクラブの方にも動きがありました。
代表としてセカンドテーブルの馬主でもある山上和良氏を迎え、京都サラブレッドクラブとして再出発とのこと。
スポーツ報知が第一報を伝え、Twitterで山上和良氏が続く感じでしたね。
京都サラブレッドクラブ
京都サラブレッドクラブは以下となるようです。
愛馬会法人 京都サラブレッドクラブ 山上和良氏
クラブ法人 京都ホースレーシング マイケル・タバート氏
マイケル・タバート氏は引き続きクラブ法人の代表となるようです。
クラブについて、現在分かっていることだけまとめると、
・口数は500口。
・採算重視。
・損を少なく長く楽しむがモットー。
・勝ち負けには、それほどこだわらない。
・ダートと芝の短距離を狙って出走回数を増やす。
・ダービーや桜花賞などのクラシック路線を目指さない。
・どうすれば強い馬ができるのかは今後の課題とする。
・出資者が一緒になって楽しめるクラブ作りを目指す。
・ファンドを解散せず南関東競馬に参画も。
・代表者と直接対話できるクラブを目指す。
・騎手は満遍なく依頼。
・育成費用は30万円、外厩費用は40万円を超えないよう管理。
という感じです。
ゴールド会員は月会費3,000円税別。
会費ポイントがあり、年1頭以上出資で年間18000Pが貯まるので、900万円以下の馬(1口18,000円)に無料で出資できる。
会費だけで楽しめるのだとか。
あと、
・ミッチェルばかり乗るのではないか?
・本当にダートと芝短距離だけなの?
はおいおい説明があるようです。
山上オーナーと言えばミッチェル(水口優也騎手)ですものね。
ニューワールドの募集馬やこれからのクラブの馬に乗せるのかは非常に気になる。
募集馬はどうなるのか?
今年の募集馬からは当然変わりそうです。
採算重視ということで、馬の価格は相当抑えてくることが予想されます。
まず、16日から
ネオザスティング2018 牡 リヤンドファミユ 500口
が価格無料で募集されるようです。
ネオザスティング2018 牡 リヤンドファミユ
山上氏と言えば以前、記事にしましたがリヤンドファミユのクラファンもありました。
だからリヤンドファミユ産駒が募集馬にいると、なるほど~とは思います。
本馬はリヤンドファミユの長男とかで紹介されていたような。
今後も複数頭の無料馬が出てくるようです。
また、判明している募集馬は以下。
マリアージュ×コパノリッキー牝馬で600万円程度の募集。
ノーブルクラウン×シニスターミニスター牝馬で800万円程度の募集。
山上氏の一番馬?エリモトゥデイ×マジェスティックウォリアー牡馬もクラブへ。
詳細が分かり次第、更新します。
姉に出資していたけど、マリアージュ産駒が出てきたらウズウズしてしまう。
タバート氏のコメント
Twitterでタバート氏のコメントもありました。
(ニューワールドのサイトにも掲載されてた)
要約すると、
・募集馬の売れ行きや世間の評判を見ると、このままでは目指していたクラブにはならない。
・競馬は結果がすべて、期待していた方には迷惑をかけた。
・今までの募集馬は変わらないが、今後の運営は大きく変える。
・山上氏の参画にて(タバート氏は)クラブ法人の代表に専念する。
・会員が一口馬主として1走でも多く楽しんでもらう運営を目指す。
・初期育成は引き続きカナイシスタッドがメイン、本州では外厩拠点は置かず募集馬の特徴を踏まえて考える。
・ニューワールド時代の実績にて優遇策を検討中。
山上氏とタバート氏は、個人馬主になるときに後押ししてくれた関係なのだとか。
ニューワールドの勝負服も山上氏の勝負服デザインがモデルとのことで・・・初めて知った。
山上氏は現京都馬主協会の理事ですが、どのような一口馬主クラブ運営をしていくのか興味があります。
略称が難しい
京都サラブレッドクラブの問題は略称が難しいこと。
東京サラブレッドクラブは略して東サラが一般的だと思いますけど、京都サラブレッドクラブってどう略したらいいのでしょうか。
東サラと京サラだと、似ているし何となくかぶってしまう。
京サラドーム大阪とか略す人も出てきそうだし、なかなか難しいところですね。
都をメインに迎え入れるとどうでしょうか。
都サラ
都ドクラ
都レッド
都ラブ
都ブ
東サラと都サラの方が似てるか。
代表自ら京サラと呼んで、というツイートもありましたので、当適当ブログでも京サラでいきます。
なお、京サラドリーム大阪にすると・・・夜行バスな感じのユニオンの馬っぽくなっちゃうのは秘密。
適当感想
ニューワールドレーシングクラブは今の形で続けるのは難しいのではないかと思っていましたが、まさかクラブ名・代表を変えての再出発になるとは驚いた。
しかもクラシックを目指さないという、真逆ともいえる!?クラブのコンセプト。
「損をさせない」や「ダートと芝の短距離を狙って出走回数を増やす」というコンセプトはとても良いかと。
これこそが競走馬ファンドっぽいですものね、夢をとるか現実をとるか…好みは分かれそうですけど、私は結構好きです。
そして、新しいクラブなんてノーザンファーム系クラブと棲み分けしないと、とてもじゃないですけどやっていけませんからね。
クラブ運営・サービスもサンデー・シルク・キャロットと違うことをしていかないといけない。
成績が一番のサービスとは思うけど、とてもじゃないけどサンデー・シルク・キャロットには敵わないですから。
ニューワールドでの様々な問題もクリアしつつ、新しい会員を増やしていく必要がある。
セカンドテーブル・・・ではなくセカンドクラブ、サードクラブでもいい感じのクラブになっていけば良いのではないかな。
そして、ニューワールドでは失敗していた感があるSNSやインターネットをうまく使うべきだと思います。
既に代表は活発的にSNSを利用していますし、ちと危ない感じもしますが社員の方もTwitterで見かけました。
「代表者と直接対話できるクラブを目指す」、この辺を含め非常に期待したいところです。
それにしても、ジェームズ・ムーア調教師やポイント問題って結局どうなるんでしょう。
気になる。
運営との距離の近さを勘違いして、
言いたい放題な会員が集まらないことを御祈りしております。
>まんぼぅ さん
言いたい放題な会員さんはたくさん集まりそうですよね。(^^;
その人たちをどう導いて?いくのか、腕のみせどころな気がします。
見守りたい感じです。