預託料の平準化に向けての動き

Thoroughbred5月号「今月のプレゼンテーション」にて預託料の平準化の動きが掲載されていました。
興味深い話題なので、にゅーすにしてみます。

中央競馬の預託料っていろいろな項目がありますよね。
一口馬主をやっていると、え?こんなに高いの?という月もあります。
クラブによっては、高額な請求になる場合は別途お知らせしてくれるところもありますが、当たり前ですが請求された額を払うしかありません。
外厩含め預託料で問題になることも度々見かけますね。

私も少ない年月ながら、某一口馬主クラブの仕事をしたこともありますが、その時の厩舎や関係各所から届く請求書とかポコスカと今でも覚えてますもの。
こりゃ大変だ!(謎)と・・・深くは言えないけどですネ。

余談ですが請求と言えば、私はG1とか勝った時のご祝儀や宴会等を馬主が負担するという文化?が最初は「なんで?」と思ったことも。
進上金があるじゃん、とか・・・今ではあまり違和感がありませんけど。

Thoroughbred5月号に掲載された預託料平準化の動き

吉田照哉氏が社台グループの会報Thoroughbred5月号「今月のプレゼンテーション」で書いていたのを要約すると以下の感じです。

・厩舎の基本預託料は年に2度程高くなる。
⇒6月と12月のボーナス時期。

・この時期に入厩している馬の預託料に8万円~9万円を上乗せ。
⇒放牧や外厩等で厩舎にいない場合は請求されない。

・そのため、この時期を嫌って放牧に出すオーナーもいる。
⇒しかし、馬の体調・ローテを最優先に求められる現状では一般的の選択肢ではない。

・この不公平等について、熱意のあるオーナーを中心に3年くらい議論が繰り返された。

・ついに2019年12月、日本馬主協会連合会(JOA)からの「~平準化請求について」の文書が各厩舎へ送付された。

・JOAの要望に強制力はないが、一部の厩舎では預託料の平準化に向けて様々な工夫・実行して頂いている。
⇒迅速に対応してくださった調教師の方々には御礼、感謝。

毎回思いますけど、吉田照哉氏の文章は決して上から目線とかはなく、一緒に何とかしていきたいという想いが伝わってきます。
社台頑張れと思ってしまうのもこのような所かな。

・競馬社会にはなぜ今まで実現していないのだろうという課題がなお山積みである。

ともありますが、感謝の想いの積み重ねで焦る必要はないとの記載。

競馬界に限らず、どんな業界・企業(組織)でも昔ながらの違和感があっても改善できないルールや風習等はありますよね。
でも、変えようとする力がキッカケで進んでいくこともあるのですよね。
今回も大変な労力があったかと思います。

私も競輪・オート業界は(仕事で)少し携わりましたけど、いろいろあったな・・・。
今思うと良い思い出だけど、当時は大変だった。
しがらみ?利権?大金が動く業界でもあり、そりゃイロイロありますよね。
昔からやっていることを、1つ・少し変えるだけでも大変な労力となるのは想像に難くない。

という訳で、私も微々たるものではありますけど、競馬界のために何かのお役にたつことができればと、これからも常に考えていきたいと思います。
まずは中山競馬場まで行くのに電車や車を使わずに歩きまたは匍匐前進で行こうと考えています。
あと、競馬開催後の場内・場外でのゴミ拾いとかかな。
よろしくお願いいたします。

2 COMMENTS

エイシンドーレ

預託料が平準化しないのは、馬の仕上げは一流でも、マネジメントは二流以下の調教師が多い事が原因と思います。

馬主会には経営分析のプロも参加しているでしょうから、全ての調教師が参加する学習会を継続して行って頂きながら、モデルケースの構築をはかるべき時期になったと思います。

もう、馬屋ではなくて、Jリーグチームのようなプロスポーツチーム厩舎だと思います。

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さんぜす(管理人)

>エイシンドーレ さん

なかなか難しい問題ですね~。
大金が動くある程度閉鎖的な業界だけに、一般的な経営という観点では難しい気もします・・・。

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