へっぽこ入院日記 2017
いよいよ退院日当日を迎えました。
正直言って、まだまだ不安もある。
元気になって退院!という訳ではなかったし、これからが本当の地獄かもしれないですから。
今までは痛いとか何かあったらボタン1つで誰かが来る。
今後は痛いからボタン1つでプレステ4ができる、くらいの違いになります。(コントローラーのボタン)
それでも、当初の厳しい状況は脱していたので、とにかく週明けからの仕事復帰に向けて、金土日の3日をどう過ごすかが大切。
リハビリというのでしょうけど、私自身の人生のリカバリでもあります、回復ではなく初期化しちゃう。
最後の朝飯は美味しかった。
あの苦労、こんな苦労、苦労しても苦労苦労。
いろいろな出来事が思い出されます。
朝飯を食べてまったりしていると10時に。
いよいよ退院手続きです。
1階にある一般の受付に行って手続きをしてくるのです。
一番の不安は「お金がいくらかかるか」。
貧乏ですから、高い手術費や入院費だと泣いちゃう。
手付金みたいので既に10万円は払っているので、そのくらいで済めば丁度いいかな、なんて考えていた。
退院の資料にサインとかチラチラと書いて、とりあえず精算の話になった。
そして・・・金額を見て腰が抜けた、というか傷口がバッと開いた。
なんと!!!
約25万円
なんという事でしょう。
かかっても10万くらいだと予想していただけに、そりゃ傷口も開いて緑色の血が出てしまう。
25万円があったらビックリマンチョコが何個買えるのか。
プロ野球チップスが何個買えるのか・・・そう考えると、とてつもない金額に唖然。
なんでこんなにかかるの・・・と分厚い明細を見せてくれたけど、見てもよく分からない。
頼んでもないのに、薬剤師の方と少し会話しただけで凄い費用を取られたりしていて、こんなもんなの入院って・・・現実の世間という物を知る。
とりあえず現金だと払えないので、クレジットカードで払う。
決済までに何とかしないと・・・と不安でいたら、受付のお姉さん(推定)がこんな会話を切り出してきた。
「高額療養費という制度があります。」
頭が悪い(顔も悪い)ので、説明だけでは理解ができなかったけど、どうやら月の医療費が一定額を超えたら戻って来る制度のよう。
だったら助かるな、と簡単に考えていたけど、なんと月毎の計算になるのだとか。
自分が手術即入院した日は3月28日、そして退院日が4月6日。
そう、月を跨がっている。
月毎に一定額の基準ができるとのことで、跨がると合計額では損になるみたい。
計画している入院なら、月内で終わった方が良いことは後で知ったけど、今回は緊急手術だし運が悪かったと諦めるしかないか。
さようなら、たくさんの諭吉さん。
退院は嬉しいけど、何だか損した気分。
月を跨がっても入院単位で高額療養費の計算をしてくれてもいいのに。
近所のコンビニにクレームを入れます・・・関係ないけど。