へっぽこ入院日記 2017
CTの順番がまわってきたのです。
まず、CTとは何かここで説明しておきましょう。
広島対阪神だと思って頂ければ間違いありません。
要するに阪神ファンの私が検査されるのであります。
CTの検査時に造影剤というのを使うと、より結果が分かりやすくなるのだとか、その反面、希に死ぬ・・・というのが医者からの話。
現代は便利な世の中、インターネットというのでしょうか?すぐに想いを伝えることができます。
取り急ぎ、Skypeで仕事関連の方へ「死ぬかもしれません」という事を何気なく伝えました。
返事は「頑張って!」でしたから、取り方によっては希に死ぬのを頑張る、とも取れます。
それ程、造影剤というのは未知の魅力に溢れていたのです・・・悪い意味で。
普通のCTがある部屋へ通され、医師と助手?みたいな女性2人組みでの対応。
にこやかに話かけてきますが、それが逆に怖かった。
もうドキドキしてしまって、こちらは話すどころではない。
昨日食べたカレーが走馬灯のように頭を駆け巡っていました、最後はカツカレーにしておくべきだったか、と。
寝転がり、何をされるか分からないドキドキ感でしたが、何かされた。
そして、軽くCTを撮ってから?造影剤の注射なのか得体の知れない物をさっそくされる。
「どうですか~?」と聞かれたけど、痛いという訳ではないのですが、何だか機械人間になった気分。
自分が自分じゃないみたい、例えるならロンドンを目指していたらマチュピチュに着いた・・・そう、不思議な感じでした。
そして、体も熱くなってくる。
・・・でも正直言って大したことなかった。
事前に要らない知識をつけ過ぎたかも知れませんね。
無事に「希に死ぬこと」も、「希に死ぬことを頑張ること」もなく終了。
可もなく不可もなくの人生で初めての造影剤CTでした。
このくらいだったら毎日やってもいい・・・訳はないけど、被爆とか体への影響とかは全く分かっていないけど、これで病気が判別できるなら是非やるべきだな、なんて心を改めたのでした。
ボールは友達ならぬ、造影剤は友達、くらい言っても良いかも知れません。
その後、しばしご歓談。(1人だったけど)
30分経過した辺りで、慌てて医師が飛び出してきたのでした。