へっぽこ入院日記 2017
とりあえず点滴をされてしまい(しかも利き手である右手)、身動きが取れない感じ。
自宅に戻ることも許されない・・・となると私の心配はある1つのことになっていたのです。
それは一体何か!?
そうなのです、iPhoneの電池があと僅かになっていたこと。
入院ともなれば、どうせ暇になるでしょう。
その時にiPhoneが動かないと死活問題。
まさか入院することになるとは考えてもいなかったので、当然カバンには充電器なんて入っていません。
カバンに入っていたのは、筆記用具とASKAの「700番 第二巻/第三巻」。(待ち時間に読もうとしていた本)
iPhone 7とPhone 7 Plusを常に持ち歩いているのですが、とにかくネットに繋がるiPhone 7の方が残り30%くらい。
もう、この事が心配で心配で、手術のこと、そして手術後のことなんて深く考えていませんでしたよ。
結構、楽観視していたのであります・・・この後、地獄となって充電なんて関係なくなる痛さが来ることをこの時は知りませんでした。
平和な世の中だったのです。
点滴をうたれながら医師や看護師からいろいろ説明されます。
全身麻酔の同意書とか、血から病気が分かっちゃうとか、いろいろとサインをしたかな。
サインと言っても、ピッチャーに出すサインではありません。
相変わらず医師や看護師の説明もよく分からないし、ビッシリと同意書に文書が書いてあるけど、3行以上は読むことができない体質なので、あとでクーリングオフすればいいか、と適当にサイン。
考えてみれば、全身麻酔なんてやったことないし、実は怖い事なのでしょうけど、この時は本当に充電どうしよう・・・しか頭に無かった。
そう言えば、手術用のズボンを買うからお金くれ、と途中言われました。
病院内にローソンがあるのですが、そこで買うのだとか・・・この病院大丈夫かなと少し心配に。
しかも結構高かった・・・。
更に、手術着も間違ったのが着せられていたみたい。
若い医師や若い看護師だらけなので、ちょっと心配になったのもありますが、まあ何とかなるか、と本当に簡単にこの時は考えていたのです。
処置室から入院する部屋に移動となります。
4人部屋だけど、カーテンみたいなので仕切られていて、他の人の顔とかは一切分からない。
横になって寝ていたら、いよいよその時がやってきたのでした。
人生初手術・・・これから始まる地獄へのプロローグ。
人生のエピローグ・・・あっ、これは言い過ぎか。