へっぽこ入院日記 2017
ほとんど眠れずに翌日の朝を迎えたのでした。
小鳥がちゅんちゅんと鳴いていて、とても清々しい朝・・・んな訳ない。
とにかく痛み止めが効いていなく、一定の周期で痛みが来ます。
更に、昨日から何も食べていないし、寝ていない事からも、明らかに体力が激減しているのが分かります。
ホイミでもケアルでも薬草(合法)を食べるでも何でも良いので、ヒットポイントの回復を早くしたい。
朝、医師が来ていろいろと話をしてくれます。
その中で、数日は様子を見ていくしかない、という話があった。
いつまで続くの・・・この痛み。
医師に確認してもらったけど、手術痕は順調らしい。
早い人は翌日からスイスイ歩けるようで、とにかく経過観察となるので、頑張ってみてください、という話。
この痛みでスイスイ歩けるのかな、と疑問もあるけど、何とかまともな大人になれるよう頑張ってみよう。
リハビリが大事なんだな、と1人で勝手に解釈をして、医師に依頼をしました。
「食事ですが昼飯から食べられるかもしれないです!」
全く根拠はないのだけど、リハビリの第一歩ではないですか、食事を取るのって。
入院している時の楽しみって食事しかない・・・とは言わないけど、久し振りの病院食なので楽しみも少しある。
だから頑張って食べて見ることにしたのです。
思えば昨日は何も食べていないし、水と点滴しか飲んでいない。
点滴は飲むって言わないか。
その後も激痛に悩まされていたけど、たまたま水曜日だったので、体を拭く日だった模様。
入院した病院では月・水・金がシャワーとかを浴びられる日。
自分は手術の翌日だし、取り敢えず体を拭く・・・とのこと。
看護師がスタコラとやって来て、体を拭くから起きてください!と言われる。
昨日の夜は横に向くこともできなかった。
あれから回復しているだろうか・・・ん、ぬぐぐぐぐぐ。
何ということでしょう。
ベッドから起き上がる方法を見事に忘れている感じで全く起き上がれない。
腹筋を使うような仕草をすると当然のように激痛が走る。
「起き上がる」のってどの筋肉を使うのだっけ・・・Googleで検索してみたい、そのくらいの難易度だったのです。
ベッドはウイーンという感じでかなりの確度まで上がってくれます。
そして足を横に出して一気に起き上がる・・・もう無理。
結局、看護師の力を借りて何とか座る姿勢まではいけたけど、本当にもう無理。
更に体を拭くなんて高度な技術は、この状況では絶対無理。
オッサンにもなって恥ずかしいのですが、看護師さんに拭いてもらったのでした・・・。
そもそも手術痕なんて怖くて見ることができない。
どんな穴が空いているのだろう・・・そう考えるだけでも震えるぞハート、燃えつきるほどヒート。
体を拭いてもらってスッキリしたのかも分からない。
まだお腹にはいろいろと何か物体が貼ってある。
そう言えば、手術した後からトイレには行っていない。
行くようになったら当然ベッドから起き上がらないといけないし、トイレまで三千里。
トイレに行きたくなったら・・・どうすればいいのか、と悩んだまま数時間が経過して、お昼ご飯の時間になったのでした。