へっぽこ入院日記 2017
その後はとにかく地獄の日々。
定期的に激痛が走る。
そして、夕方になると熱が出てくる。
お腹もよく見れば脹れている・・・普段から腹筋はかなり注意しているのですが、ぽこーっと山になっている。
こんなに腹出ていたかな、はらでてらに三千点。
お腹を触診されると、上も下も左も右もBABAもとにかく痛い。
この時点でもまだ怖くて手術痕を見ることはできなかったのです。
というかお腹を触ることすらできない。
この地獄で一番大変だったのは、水を飲んではダメという事。
絶食はまだ何とかなったのだけど、とにかく高熱が出てくる訳です。
それなのに水すら飲めない。
点滴しているから大丈夫だけど、脱水症状を起こしそうな感じ。
地獄は行ったことないし、日頃の行いが良いため今後も行く予定がないですが、とにかく地獄の日々が続いたのです。
手術翌日から5日間は本当に大変でした。
辛かったのはトイレ。
病室の隣にあるのですが、そもそもベッドから起きられない。
更に立ち上がって、点滴を引き連れてトイレに行くなんて・・・でもかなりの回数は行った。
毎回冒険になってスライム退治から始めた感じ。
1度のトイレに行くのに15分かけて行く・・・こんな冒険あるのですか。
ドラキーもびっくり。
痛み止めが4時間くらい?しか持たないので、切れたらとにかくまた痛み止め。
これの繰り返し。
でも定期的に来る激痛は抑えられない。
病室にテレビは付いていたけど、テレビなんて見る余裕は全くない。
そもそもスマホですら数日は見られなかった。
こんな地獄の日々がいつまで続くのだろう・・・。
少しうどんを食べたとはいえ、絶食が続く。
隣の人はお菓子をボリボリ食べている。
ケーキが食べたい、景気づけに。
そんな事すら思い浮かばない程の激痛・そして高熱。
吐き気もしている。
医師に聞いてみたら「腸閉塞の可能性もある」と。
酷くなり吐くようになると、鼻から得体の知れない物体を入れるのだとか。
これがかなり激痛という事で、簡単にはやりたくない、だからもう少し様子を見るので頑張って!と。
この時の医師はかなりイロイロな話をしてくれて、担当医師でないのですが、仲良くなった気がします。
雑談もかなりした。
「この医師となら友達になれる!」(上から目線)
そう思ったのも束の間。
この医師は、年度が変わって異動することになってしまいました・・・。
こんな事ってあるのかな、と。
担当医師も悪くはないかもだけど、若いし少し不安もあったし、この医師は良かったのに。
セカンドオピニオンの大切さを知ったのでした。
こんな地獄の日々が数日続きます・・・が、また問題が発生します。
激痛?高熱?いえいえ、違う痛みというか現象です。
医師や看護師からは良い事と言われるけど、かなり苦しんだのです。