一口馬主ってなに? はじめに
一口馬主とは、一口に言うと馬主です。
二口に言うと、1頭の馬を複数口に分けて出資する仕組みです。
サラブレッドは非常に高額です。
安いと言われる馬でも1,000万円以上とか普通にしますし、高い馬だと億なんて軽く超えます。
更に毎月のエサ代も60万以上がかかる場合もあります。
そこで一口馬主です。
1,000万円の馬でも400人で出資すれば1人25,000円で済みます。
その分、レースで獲得した賞金も1/400に減りますが、
要するに、1頭の馬を複数口に分けて出資者を募る仕組みです。
そして、一口馬主をやるには馬主免許は必要ありません。
中央競馬の馬主免許は、普通の人が取れるものではなく、一般庶民からすると高嶺の花です。
金額的な負担も少なく、馬主免許が必要ないとすれば、一口馬主は気軽に始められる「馬主体験」ができる競馬の楽しみ方と言えるでしょう。
馬主免許が必要ないということは、正確に言うと本当の馬主ではありません。
この辺は後述しますが、本当の馬主と変わらない感動体験等ができる競馬の楽しみ方なのです。
競馬場に行ったら、ゴール前等でスーツの方々を見かけたことはありませんか?
レース直後にダッシュでどこかへ向かっている方々にぶつかったことはありませんか?
走っている人に足をひっかけてコケさせたことはありませんか?・・・これは私だけか。
あの方々の大多数は一口馬主の方でしょう、多分。
今の中央競馬は一口馬主の所属馬が全盛時代。
競馬業界を支えているのは、実は一口馬主の方々かもしれません。
一口馬主はお金もかかります。
更に、辛いこと、悲しいこと、辛いこと、悲しいこと…(以下無限ループのため省略)が多いですけど、楽しい・嬉しいことも多いです。
そんな一口馬主の楽しさや、大変なところも含めて、1人でも多くの方が興味を持って頂けるようにこの記事を書いていこうと考えています。
軽く私の自己紹介を。
私は高校生の時に、時給730円で頑張った最初のバイト代で一口馬主を始めています。
当時はインターネットなどはまだなく、競馬雑誌の広告で情報を仕入れていました。
それから既に25年以上も一口馬主の経験をしていますし、一口馬主として所有した馬の通算500勝もそろそろ達成します。
未勝利優勝からG1優勝まで経験していますし、G1を勝った馬と同じ馬ですけど年度代表馬まで経験しています。
年数が長いだけあって、様々な経験をしてやり尽くした感もあり、これからは一口馬主の面白さを伝える側に回ってもいいかなと思い、このコーナーを立ち上げました。
1人でも多くの方が、この連載を閲覧することにより、お金を別に使った方がいいやと思う…ではなく、一口馬主を実際に経験したいと思えれば幸いです。
とても楽しいですよ!
質問は随時受付ています。
作成中。