珍しい(と私は思ふ)出資馬の優勝ケースが続いたので、備忘録をかねて記事にしてみます。
シックスペンス
昨年、最優先を使ったシックスペンス。
馬名は一見すると、皐月賞で好走しそうな馬名であり、Mナイトシャマラン監督の作品にも見えます。
しかし、イギリス旧硬貨であり幸運をもたらすお守りなんです。
母がフィンレイズラッキーチャーム、略してフムですから、フムフム。
何が珍しい?ということになるけど、この馬って入厩してからそのままデビューまで進んだ馬なんですよね。
入厩したらゲートだけ受けて、一旦外厩に出てからデビュー日から逆算で帰厩というのがノーザンの馬は王道パターン。
騎手の都合とかもありますからね。
更に本馬は、育成時の評価が今一つ。
7月25日の近況(天栄)
強めの調教へ行っていざ動かしてみようとすると物足りなさのほうが目立ちます。現状としてはまだまだという感じで、体の良さに中身が追い付くには時間が必要なのかもしれませんね。
ほへー、天栄にきたはいいけど、入厩まではまだまだ遠そうね。
物足りないとか…最優先馬だったのにぃ、と。
ところがドスコイ。
いきなり4日後に入厩、_(┐「ε:)_ ズコー
29日に美浦トレセン・国枝栄厩舎へ入厩しました。
馬房が空いたからとりあえずゲートのみですかね。
物足りないみたいだし。(泣)
ゲート試験は8月3日に合格。
これで放牧かな・・・と。
物足りないみたいだし。(泣)
ところがドスコイドスコイ。
まだ正式確定ではないのですが、ルメさんが乗れるかもということなので、上手く整えられればと思っていますよ」(国枝師)今のところ9月10日の中山競馬(2歳新馬・芝1600m)に出走を予定しています。
なんと、そのままデビュー予定に、しかもルメール騎手が乗れるかもとのこと。
こんな感じで、物足りないコメントが出てすぐに入厩。
そのままデビュー予定が出て、しかもルメール騎手をおさえられた。
そして!
9月10日の新馬戦で優勝。
ラスト1ハロン10秒7でしたっけ、それを差したという事で、一部メディアでは高評価でした。
物足りないコメントが出て即入厩、そしてそのままデビューで新馬勝ちしちった。
・・・もちろん育成とレースへ向かう過程では求められるのが違うということもあるでしょうけど、なかなか珍しいケースだったのではないでしょうか。
逆に育成で好評価でトレセンに入ったら体力ないと言われるパターンは結構多いと思う。
マイネルラッシュ
シックスペンスが優勝した翌週、マイネルラッシュも優勝。
マイネルラッシュは、中央の未勝利を勝てず。
札幌の最終週で手塚厩舎のスタッフの問題で滞在できないとのことで、転厩までしたけど勝てず。
騎手がダートダメとか言っていた気がするので、このまま引退かも・・・と。
すると、なんと地方から中央復帰を目指すとのこと!
ダートは気になるけど、なんとか中央に戻れれば・・・と。
手塚厩舎時代も格上挑戦したくらいだし、結構上でもやれるという評価をされていましたからね。
ここまでは普通によくあること。
9月8日の近況
水野調教師は「地方転籍を視野に、鉾田へ出す予定でしたが、今週の出走状況を見ると来週以降、芝の1勝クラスへの出走にチャンスがありそうな状況です。もちろん、来週から一気に増えて結局、出走はかなわないかもしれませんが、賭けてみる価値はあると思います。
なんと、レースに使えそうだから格上挑戦に賭けてみるとのこと。
中山は入れなく、結局は阪神で出走することに。
未勝利を勝てなかった馬、そして阪神、そしてデビュー戦以来のマイル戦・・・。
普通に考えれば厳しい挑戦であると考えるのが自然。
お母さんが短距離で良い馬だったので、ラッシュも短距離の方がいいのかなと思っていたので、まあ地方から頑張ってくれれば!と。
こんな感じで阪神の1勝クラス。
広島の平和記念資料館で見ていたけど、外に出してスルスルっと良い伸び。
あれれ、アレレレ、そのまま差し切って優勝。
未勝利を勝てず地方から予定も格上入りそうだからとりあえず挑戦、そのまま優勝しちった。
これも珍しいケースではないでしょうか。
水野調教師は「1勝クラスを勝って、さらに同じ条件を使えるわけですから、今後ももちろん楽しみです。
ちなみに1勝クラスになってからどうだったか忘れたけど、確認したところ、未勝利で1勝クラスを勝ったので、再度1勝クラスを使えるとのこと。
むかーしは例えばユニオンで出資していたゴッドヘイローなんて500万下を3連勝したこととかあるけど、1勝クラスとかになっても再度使えるのは、また1つ温泉の勉強になりました。
競馬やめて温泉旅行を趣味にします。